学術研修・定例研究会について

古典鍼灸臨床医学会は素問、霊枢、難経などの古典に基づいた鍼灸の理論と実技を臨床の場において追試、研究し、古典鍼灸の伝承と発展に努めています。

古典鍼灸臨床医学会は【研究部】と【講習部】の二部構成で行なっています。

会員初年度は【講習部】にて経絡治療に基づく鍼灸専門家になるために必要な基本的な理論の学習と実技指導を会長はじめベテランの会員が講師となり指導致します。

会員二年度以降は【研究部】にて、既存の会員と共に更に経絡治療をより深く学ぶとともに、臨床技術の研究と開発、資料の作成及び収集を行います。

【研究部】では年間スケジュールとして定例研究会10回、特別研究会1回、総会1回、外部講師による学術研修1回を行ないます。尚、【講習部】に在籍中は特別研究会の参加はできません。

定例研究会について

定例研究会は4月から良く年3月を一年度とし、毎月第3金曜日(9:40~16:30)に開催しています。
※8月は休会、12月は会長特別講演、総会を行います。
会場:西宮市勤労会館または青少年ホーム。

活動内容  「研究部」では【古典書物(霊枢、素問、難経など)の解説】【病証別診断と治療】【症例検討会】他、及び実技を行います。

脈診の様子1脈診の様子2脈診の様子3
脈診の様子4脈診の様子5脈診の様子6
脈診の様子7切経の様子1切経の様子2
切経の様子3脈診の指導の様子1

「講習部」では

  • 基礎篇:陰陽五行論・臓象論・経絡論・病因論・病証論
  • 診察篇:望診・聞診・問診・切診(脉診、腹診、切経)
  • 治療篇:手法の補瀉・選穴の補瀉・本治法・標治法

これらについて臨床に即した講義を致します。又、毎回講義後、その内容に基づいた実技指導を行います。

特別研究会について

特別研究会は年に1回開催しています。当会以外から鍼灸大学教授や誰の学会などから著明な講師をお招きして丸一日かけて講義と実技指導を行っていただきます。日程については講師の先生と調整の上で決定致します。過去の実績からは9月~11月の開催が多いです。

第28回特別研究会の模様はこちら

第30回特別研究会の模様はこちら

第31回特別研究会の模様はこちら

第32回特別研究会の模様はこちら

外部講師による研修会について

研修会については定例研究会の午後の時間を利用して開催いたします。こちらは特別研究会とは異なって、鍼灸専門家以外の講師の先生をお招きすることがあります。様々な事柄が日々の治療の糧となりますので、講師の先生も多岐に渡ります。また、会員の希望を反映している場合もあります。